メルカリで届いた商品に、説明にはなかった傷が見つかったらガッカリしますよね。
もしかして見落とし?どうすればいいの?と不安になる方もいるでしょう。
でも大丈夫。焦らず適切に対応すれば、多くの場合解決できます。
この記事では、そんな「傷の見落とし」があった際の対処法を、メッセージの送り方から具体的な例文まで詳しく解説します。
出品者とのスムーズなやり取りで、気持ちの良い解決を目指しましょう。
メルカリで傷の見落としに気づいたらまずはこれをチェック!

メルカリで傷の見落としに気付いたらまずは以下の点をチェックしてみましょう。
- 商品到着からどれくらい経っているか
- 出品ページの説明を再確認
- どのような傷か
- 返品・返金したいのか、一部返金で対応したいのか
商品到着からどれくらい経っているか
メルカリでは、商品を受け取った後、購入者が「取引評価」を行うことで取引が完了します。
この評価を済ませてしまうと、原則として返品や返金といった対応が非常に難しくなります。
そのため、商品が手元に届いたら、開封後すぐに中身を確認する習慣をつけることが重要です。
万が一、商品説明にない傷や不具合を発見した場合は、評価を行う前に速やかに出品者へ連絡を取りましょう。
時間が経過すればするほど、出品者側も対応を渋る可能性があり、メルカリ事務局へ相談する際も不利になることがあります。
迅速な行動が、問題解決への第一歩となります。
出品ページの説明を再確認
「傷がある」と感じた時に、まず最初に行うべきは、購入した商品の出品ページを再度じっくり確認することです。
もしかしたら、あなたが傷だと感じた箇所について、出品者が写真や説明文にすでに記載していたというケースも考えられます。
例えば、「使用に伴う小傷あり」といった記載や、傷の部分を拡大した写真が掲載されている場合などです。
もし記載があったのであれば、それはあなたが商品説明を見落としていたことになり、出品者に非はありません。
自分の確認不足で相手に不快な思いをさせないためにも、メッセージを送る前に必ず元の出品情報を隅々までチェックするようにしましょう。
どのような傷か
傷を発見したら、それがどのような傷なのかを具体的に把握し、可能であれば写真を撮っておきましょう。
ただ「傷があった」と伝えるだけでは、出品者は具体的な状況をイメージできず、話が進みにくいことがあります。
例えば
「〇〇の箇所に、深さ1mm、長さ5mm程度の擦り傷がある」
「〇〇の部分に、直径3mmほどの打痕が見られる」
など、詳細に説明できるように準備します。
また、傷の状況を客観的に示すことができる写真は、出品者とのやり取りにおいて非常に重要な証拠となります。
メッセージに添付することで、より正確に状況を伝え、スムーズな話し合いに繋げることができます。
返品・返金したいのか、一部返金で対応したいのか
出品者に連絡する前に、自分が最終的にどのような解決を望むのかを明確にしておくことが大切です。
傷の程度によっては、「この傷なら使えないから全額返金して返品したい」と考えるかもしれませんし、「少し気になるけど、このまま使いたいから一部返金してもらえれば納得できる」というケースもあるでしょう。
また、今回は特に金銭的な要求はせず、単に事実を伝えたいだけという場合もあります。
自分の希望をはっきりとさせることで、出品者へのメッセージ内容もブレることなく、具体的な交渉を進めることができます。
相手もあなたの意向が明確であれば、対応しやすくなります。
メルカリで傷の見落としを伝えるメッセージのポイント
出品者にメッセージを送る際は、以下の点に気をつけましょう。
- 丁寧な言葉遣いを心がける
- 具体的な状況を伝える
- 相手を一方的に責めない
- 解決策の提案、または相談を持ちかける
丁寧な言葉遣いを心がける
メッセージを送る際は、どのような状況であっても丁寧な言葉遣いを心がけることが非常に重要です。
たとえ相手に非があると感じたとしても、感情的に「どうしてくれるんですか!」といった高圧的な態度を取ってはいけません。
相手も人間なので、攻撃的な言葉遣いをされると、反発心を抱いたり、冷静な話し合いが難しくなったりする可能性があります。
「お忙しいところ恐れ入ります」「大変恐縮なのですが」といったクッション言葉を効果的に使い、相手への配慮を示すことで、スムーズなコミュニケーションが期待できます。
丁寧な言葉は、相手にあなたの真剣さと誠実さを伝え、前向きな解決へと導く第一歩となるでしょう。
具体的な状況を伝える
「傷がありました」だけでは、出品者は何が問題なのか正確に把握できません。
どこに、どのような傷があったのかを具体的かつ明確に伝えることが大切です。
例えば、「商品の裏側、右下角に約1cmの擦り傷が見受けられました」のように、場所、種類、大きさなどを詳しく説明しましょう。
さらに、可能であれば傷の写真を添付すると、視覚的に状況を伝えられるため、よりスムーズに理解してもらえます。
具体的な情報がないと、出品者は「どんな傷だろう?」「本当に私の商品だろうか?」と疑問に思い、確認に時間がかかったり、対応が遅れたりする原因になります。正確な情報提供が、迅速な解決の鍵となります。
相手を一方的に責めない
傷が見つかった時、相手をすぐに「隠したな」「確認不足だ」と一方的に責めるのは避けましょう。
出品者も意図せず見落としていた可能性や、配送中に傷がついた可能性も考えられます。
「もしかすると私の見落としでしたら申し訳ございません」
「出品時にはお気づきにならなかったかもしれませんが」
といった、相手の立場に配慮した言葉を添えることでメッセージの印象は大きく変わります。
相手を追い詰めるような表現は、かえって問題を複雑化させ、解決から遠ざけてしまいます。
まずは冷静に事実を伝え、相手の返答を待つ姿勢が、円満な解決への道を開きます。
解決策の提案、または相談を持ちかける
メッセージの最後には、自分がどうしてほしいのかを明確に伝えるか、あるいは相手に解決策の相談を持ちかける形で締めくくりましょう。
「返品・返金を希望します」
「可能であれば一部返金にてご対応いただくことはできますでしょうか」
のように、あなたの希望を具体的に示すことで、相手も対応を検討しやすくなります。
具体的な希望がまだ固まっていない場合は
「どのようにご対応いただけますでしょうか」
と尋ねることで、相手からの提案を引き出すこともできます。
目的意識を持ったメッセージは単なる苦情ではなく、解決に向けた建設的な話し合いのスタートラインとなります。
【状況別】メルカリ傷の見落としメッセージ例文
ここではメルカリで傷の見落としを見つけた際のメッセージの送り方の例文を4つご紹介します。
例文1:商品の傷を見つけ、まずは状況を伝えたい場合
まずは事実を伝え、相手の確認を促すメッセージです。
返品や返金については、相手の返答を待ってから判断したい場合に有効です。
〇〇様
お世話になります。
先日購入させていただきました商品ですが、本日受け取り、確認させていただきました。
大変恐縮なのですが、〇〇(商品名)の〇〇(例:本体下部、蓋の裏側など)に、〇〇(例:5mm程度の擦り傷、小さなへこみ)のような傷が見受けられました。
商品説明には記載がなかったため、ご連絡させていただきました。
もしかすると私の見落としでしたら申し訳ございません。
一度ご確認いただけますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
例文2:返品・返金を希望する場合
傷の状況によっては、返品・返金を希望することもあるでしょう。
その旨を明確に伝えます。
〇〇様
お世話になります。
先日購入させていただきました商品ですが、本日受け取り、確認させていただきました。
大変恐縮なのですが、〇〇(商品名)の〇〇(例:持ち手部分)に、〇〇(例:明らかに目立つ亀裂)が見受けられました。
商品説明には記載がなかったため、ご連絡させていただきました。
商品の状態から、使用が難しいと判断いたしましたので、大変申し訳ございませんが、今回は返品・返金をお願いすることは可能でしょうか。
お手数をおかけしますが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
例文3:一部返金を希望する場合(商品自体は手元に置きたい)
「このくらいの傷なら、手元に置いておきたいけど、少しは補償してほしい」という場合に使える例文です。
〇〇様
お世話になります。
先日購入させていただきました商品ですが、本日受け取り、確認させていただきました。
一点ご相談なのですが、〇〇(商品名)の〇〇(例:裏側)に、〇〇(例:小さな塗装剥がれ)が見受けられました。
商品説明には記載がなかったため、ご連絡させていただきました。
このまま使用することは可能そうなのですが、もし可能であれば、一部ご返金にてご対応いただくことはできますでしょうか。
具体的な金額についてはご相談させていただければと存じます。
ご無理を申し上げますが、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
例文4:連絡しても返信がない場合(催促)
最初のメッセージを送った後、数日経っても返信がない場合は、改めて連絡してみましょう。
〇〇様
お世話になります。
先日はメッセージをお送りしましたが、ご確認いただけましたでしょうか。
先日お伝えしました〇〇(商品名)の件で、大変恐縮ですが、お忙しいところ申し訳ございませんが、一度ご返信いただけますと幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
メルカリ事務局への相談も検討しよう
出品者と連絡が取れない場合や、話が進まない場合は、メルカリ事務局に相談することも視野に入れましょう。
事務局が間に入ってくれることで、問題解決に進むことがあります。
事務局へ連絡する際はこれまでのやり取りや、傷の状況をまとめた写真を提示できるように準備しておくとスムーズです。
まとめ
メルカリで傷の見落としがあった場合、冷静に、そして丁寧に対応することが何よりも大切です。
この記事でご紹介したメッセージのポイントと例文を参考に、スムーズな解決を目指しましょう。
