メルカリで出品作業をしていると、必ず目にするのが「商品ID」という言葉。
商品の説明文に記載されていることも多く
「これって書かないとダメなの?」
「いちいち調べるのが面倒くさい!」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
特に、たくさんの商品を出品している人にとっては、この手間が大きな負担になりますよね。
そもそも、なぜ商品IDを書く必要があるのか、書かないとどうなるのか。
今回は、そんなメルカリの「商品ID」に関する疑問を徹底解説します。
メルカリでの出品をよりスムーズにそしてトラブルなく進めるためのヒントを一緒に探っていきましょう。
メルカリの商品IDって何?なぜ記載が必要なの?

メルカリの商品IDとは、出品された商品一つひとつに自動的に割り当てられる、mから始まる9桁以上の数字の識別番号です。
例えるなら、商品それぞれの「背番号」のようなものです。商品ページのURLの末尾に表示されています。
なぜ記載する必要があるの?
商品IDを記載する必要がある主な理由は、以下の2つです。
- トラブル発生時の商品特定をスムーズにするため
- 出品者自身の商品管理のため
メルカリでは、出品者と購入者の間で「商品が届かない」「届いた商品が説明と違う」などのトラブルが発生することがあります。
このような場合、メルカリ事務局が問題解決のために介入します。
その際、膨大な数の商品の中からどの取引に関するトラブルかを迅速に特定するために、商品IDが重要な手がかりとなります。IDを伝えることで、事務局への問い合わせがスムーズになり、問題解決までの時間を短縮できます。
出品者自身の商品管理のため
特に、たくさんの商品を出品している人にとって、商品IDは自身で出品した商品を管理する上で役立ちます。
発送の際に送り状に手書きでIDをメモしておくことで、どの商品を送るのか一目で確認でき、複数の商品をまとめて発送する際の間違いを防ぐことができます。
また、取引が完了した後の問い合わせなどでも、商品IDを控えておくことで過去の取引を素早く見つけ出すことができます。
メルカリ商品IDを記載する必要がないケース

メルカリで商品IDを必ずしも記載しなくてもよいケースはいくつかあります。
- 商品画像に商品IDが写っている場合
- 汎用的な商品の場合
- メルカリ便で配送する場合
出品作業を少しでも楽にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
商品画像に商品IDが写っている場合
商品のシリアルナンバーや型番などが、写真にハッキリと写っている場合は、商品説明文にあえてIDを記載する必要はありません。
なぜなら、これらの情報も商品を一意に特定するための重要な手がかりとなるからです。
特に、家電製品やブランド品などは、型番やシリアルナンバーが重要な情報となります。
- 個人情報や機密情報が写り込んでいないか、必ず確認しましょう。
- 購入者が確認しにくい場所に記載されている場合は、別途説明文で補足すると親切です。
汎用的な商品の場合
特定のブランド名や型番がなく、誰が見ても同じだとわかるような汎用的な商品の場合も、商品IDの記載は必須ではありません。
例えば、「無地のTシャツ」や「シンプルなトートバッグ」などです。
このような商品は、商品説明文に「サイズ」「色」「素材」といった情報を詳しく記載する方が、購入者にとっては親切です。商品IDがなくても、これらの情報で十分に商品が特定できるため、記載の手間を省くことができます。
メルカリ便で配送する場合
メルカリ便(らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便)を利用する場合も、基本的に商品IDの記載は不要です。
メルカリ便は、配送用のQRコードを読み取るだけで発送手続きが完了する仕組みになっているため、手動で商品IDを記載する必要がありません。
- 配送方法をメルカリ便に設定していれば、システムが自動で商品と送り状を紐づけてくれます。
- 発送時に手書きで商品IDをメモする手間が省けるため、大量の商品を出品している方には特におすすめです。
これらのケースに当てはまる場合は、無理に商品IDを記載する必要はありません。
ぜひ、効率的な出品作業に役立ててください。

メルカリで商品IDを記載したほうがいいケース
商品IDの記載は必須ではない場合もありますが、記載しておくことでスムーズな取引につながるケースもあります。
以下のような場合は、商品IDを記載することをおすすめします。
- 商品の特定が難しい場合
- トラブル発生時にスムーズな解決を望む場合
商品の特定が難しい場合
ハンドメイド品や、ブランド名や型番が不明な商品など、商品の特定が難しい場合は、商品IDを記載しておくと親切です。
商品IDは、メルカリのシステム上で商品を一意に識別できる唯一の番号です。
- 商品IDがあれば、似た商品が多数出品されていても、目的の商品を確実に見つけられます。
- 購入後の問い合わせや、受け取り評価をする際に、どの商品か迷うことがなくなります。
- 購入者からの「この商品について質問です」といった問い合わせに対し、どの商品のことかすぐに把握できます。
- 商品の梱包や発送作業中に、他の商品と混同してしまうミスを防げます。
トラブル発生時にスムーズな解決を望む場合
「商品が届かない」「届いた商品が破損していた」といった予期せぬトラブルが発生した場合、メルカリ事務局に問い合わせて解決を求めることになります。
この時、商品IDをすぐに提示できると、事務局の対応が格段に早くなります。
- 商品IDがあれば、膨大な取引データの中から、該当する取引を迅速に検索・特定できます。
- IDが不明な場合、トラブル内容の詳細を伝えても、該当取引を特定するまでに時間がかかり、解決が遅れる可能性があります。
このように、商品IDの記載は、予期せぬ事態に備える「保険」のようなものです。
たとえ面倒に感じても、後々のトラブル対応を円滑にするために、記載しておく価値は十分にあります。
メルカリで商品IDを記載すべきではないケース
メルカリで商品IDを記載することは、通常、取引をスムーズにする上で役立ちます。
しかし、絶対に記載してはいけないケースも存在します。それは、個人情報が含まれる場合です。
個人情報が含まれる場合
商品のシリアルナンバーやバーコードに、購入者の個人情報や特定のユーザーに紐づく機密情報が含まれている場合は、絶対に商品説明欄に記載してはいけません。
例えば、ゲーム機器やソフトウェアのシリアルナンバー、PCの製品IDなどは、個人情報や登録情報と紐づいていることがあります。
これらの情報を不用意に公開してしまうと、悪意のある第三者に悪用されるリスクがあります。
対策
- 出品画像に個人情報が写り込まないようにする:写真を撮る際に、シリアルナンバーやバーコードが写らないように商品の角度を調整したり、見えないように加工したりしましょう。
- 商品説明文に記載しない:商品IDを記載する代わりに、「〇〇(商品の種類)です。詳細は写真をご確認ください」といった簡潔な説明に留めましょう。
- 出品前に確認:出品する商品のシリアルナンバーが、個人情報と紐づいていないか事前に確認しましょう。
商品IDを記載する際は、それが誰にとっても安全な情報であるかを必ず確認することが大切です。
安全で安心な取引のためにも、個人情報の取り扱いには細心の注意を払いましょう。
メルカリで商品IDを記載する手間を減らす裏技3選
商品IDの記載が面倒だと感じるのは、決してあなただけではありません。
ここでは、その手間を最小限に抑えるための3つの裏技をご紹介します。
- テンプレートを活用する
- 自動化ツールを活用する
- 複数商品をまとめて出品する
テンプレートを活用する
出品作業の効率を上げる最も簡単な方法の一つが、商品説明文のテンプレート化です。
あらかじめ、商品名や状態、発送方法などを記入したテンプレートを作成しておきましょう。
【商品名】
【ブランド】
【状態】
【サイズ】
【その他】
商品ID:【m〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇】
出品する際に、このテンプレートをコピー&ペーストし、「商品ID」の欄だけを入力すればOKです。
毎回ゼロから商品説明文を作成するよりも、圧倒的に時間を短縮できます。
自動化ツールを活用する
インターネット上には、出品作業を自動化するツールや、ブラウザの拡張機能がいくつか存在します。
これらのツールの中には、商品ページのURLから商品IDを自動で取得し、コピー&ペーストを簡単にしてくれるものもあります。
非公式ツールの利用は、メルカリの規約違反になる可能性があります。
アカウントの停止や利用制限などのリスクも伴うため、利用する際は自己責任で慎重に判断してください。
複数商品をまとめて出品する
同じ種類の商品を複数出品する場合は、まとめて一つにすることで、商品IDを記載する手間を減らせます。
- 「色違いのTシャツを3枚セットで出品する」
- 「同じシリーズの漫画を全巻セットで出品する」
このようにすれば、1つの出品ページで複数の商品が取引されるため、商品IDも1つだけで済みます。
商品説明欄に、それぞれの商品の状態や色などを詳しく記載して、購入者が混乱しないように工夫しましょう。
まとめ
メルカリで商品IDを記載する作業は、確かに面倒に感じるかもしれません。
しかし、今回見てきたように、このひと手間は、取引を安全かつ円滑に進めるための「保険」のようなものです。
商品IDは、あなたが出品した商品をシステム上で一意に特定するための重要な識別番号です。
これを商品説明欄に記載しておくことで、万が一トラブルが発生した際に、メルカリ事務局が迅速に対応でき、問題解決までの時間を大幅に短縮できます。
また、ハンドメイド品やブランド名が不明な商品など、特定が難しい商品の場合は、商品IDが購入者や事務局にとって大きな手助けとなります。
もちろん、すべてのケースで記載が必要なわけではありません。
メルカリ便を利用する場合や、汎用的な商品、画像にシリアルナンバーが写っている場合などは、記載の手間を省いても問題ないことが多いです。
今回ご紹介した「テンプレートの活用」や「複数商品のまとめ出品」といった裏技を駆使すれば、面倒な作業も効率化できます。
「面倒だけど、あとあと楽になる」
この視点を持つことで、メルカリでの出品作業が、より快適で安心なものになるはずです。商品IDを賢く活用して、トラブルのないスムーズな取引を目指しましょう。