フリマアプリのメルカリを使っていると、「いいね」がたくさんつくのに一向に売れない…という経験はありませんか?
「いいね」が増えるたびに期待するのに、結局購入されないと、「いいねするなら買えよ!」とイライラしてしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなメルカリの「いいね」にまつわるモヤモヤを深掘りします。
なぜ「いいね」ばかり増えて売れないのか?その心理を解説

メルカリで出品していると、「いいね」がたくさんつくのに一向に売れない、という状況に遭遇することはよくありますよね。
これには、購入を検討しているユーザーの様々な心理が関係しています。
「いいね」は「とりあえずキープ」のサイン
メルカリにおける「いいね」は、必ずしも「今すぐ買います!」という強い購入意思を示すものではありません。
むしろ、以下のような「とりあえずキープ」の心理が隠されていることが多いです。
- 価格検討中: 「もう少し安くなったら買いたいな」「他の出品と比べてから決めたい」と考えている場合。すぐに買うつもりはないけれど、値下げされたら検討しようと「いいね」を押している可能性があります。
- 比較検討中: 同じような商品が複数出品されており、どれがいいか迷っている状態です。色や状態、価格などを比較するために一時的に「いいね」でブックマークしていると考えられます。
- 情報収集目的: 商品の相場を知りたい、どんなものがメルカリに出品されているか見たい、といった目的で「いいね」を使う人もいます。購入自体が目的ではなく、情報収集の一環として押しているケースです。
- 予算の都合: 今すぐには買えないけれど、いつか欲しいからとりあえずブックマークしている、という場合です。給料日やボーナスなど、購入できるタイミングを待っているのかもしれません。
- 単なる興味: 「かわいいな」「ちょっと気になる」といった軽い気持ちで「いいね」を押しているだけのケースも少なくありません。特に深い意味はなく、ふと目についたから、という理由で「いいね」がつくこともあります。
このように、「いいね」は購入へ至るまでの一時的なブックマークやウィッシュリストとして使われていることがほとんどです。
メルカリで購入に至らないのは価格やタイミングの問題かも
メルカリで「いいね」はつくものの、なかなか購入に至らない場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、特に多い3つの売れない原因について詳しく解説します。
価格設定が適切でない
最も一般的な原因の一つが、価格設定が適切でないことです。
「いいね」はつくものの購入されないのは、多くのユーザーが提示価格を「少し高い」と感じている可能性が高いです。
メルカリでは、同じ商品でも出品者によって価格が異なり、購入者は常に比較検討しています。
例えば
- 相場より高い: 類似商品の過去の売れ行きや現在の出品価格と比較して、あなたの出品価格が相対的に高いと判断されている場合があります。
- 購入者の予算と合わない: ユーザーが「いいね」はするものの、自身の予算と合わないため購入をためらっているケースも考えられます。
- 値引き交渉待ち: 最初から値引き交渉を視野に入れて「いいね」をしているユーザーもいます。この場合、現在の価格では購入を決断しにくい心理が働いています。
価格は、購入を促す上で非常に重要な要素です。需要と供給のバランス、競合商品の価格、商品の状態などを考慮し、購入者が「これなら買いたい」と思える最適な価格を見つける必要があります。
商品の状態や情報に不安がある
写真や説明文から商品の状態や情報が十分に伝わらず、購入者が不安を感じていることも売れない原因になります。
実物を見ることができないフリマアプリでは、出品情報が購入判断のすべてです。
具体的には、
- 写真の不足・不鮮明さ: 商品全体が写っていない、暗い、ブレている、傷や汚れがわかりにくいなど、写真が不十分だと購入者は商品の状態を正確に把握できません。
- 説明文の不足: サイズ、素材、使用頻度、購入時期、定価、保管状態など、商品の詳細情報が欠けていると、購入者は自分に合うかどうかの判断ができません。
- 傷や汚れの記載漏れ: 小さな傷や汚れでも、記載がないと届いた時に「思っていたのと違う」となり、トラブルの原因にもなります。正直に伝えることで信頼を得られます。
購入者は、出品された情報から商品の状態を推測します。
そのため、安心感を与えるための詳細かつ正確な情報提供が不可欠です。
購入タイミングが合わない
「いいね」はするけれど購入には至らない理由として、購入タイミングが合わないことも考えられます。
ユーザーが今すぐ商品を必要としているわけではない場合、たとえ商品に興味があっても購入にはつながりません。
- 「いつか欲しい」というニーズ: 将来的に必要になるかもしれない、または漠然と欲しいと思っているけれど、今すぐではないというケースです。
- 特定イベントに向けた準備: 誕生日プレゼントや季節イベント(クリスマス、ハロウィンなど)のための購入を検討している場合、まだ時期が早いと判断されていることがあります。
- 予算捻出待ち: 給料日など、まとまったお金が入るのを待っている間に「いいね」をしてキープしているユーザーもいます。
「いいね」は、あくまで「興味がある」という意思表示であり、すぐに購入できる状況とは限りません。
特に時期が限定される商品の場合、適切なタイミングで再出品したり、セール時期を見計らったりすることも有効な戦略となります。
メルカリで「いいね」が気持ち悪いと感じるのは自然なこと?
「いいね」は、出品者にとって「もしかして売れるかも!」という期待を持たせるものです。
しかし、それが購入に結びつかないと、期待と現実のギャップが生まれ、精神的なストレスにつながります。
この繰り返しによって、「いいね」という通知が来るたびに徒労感やモヤモヤした気持ちが募り、「気持ち悪い」と感じてしまうのは、人間として当然の感情と言えるでしょう。
特に、以下のような状況では「いいね」に対してネガティブな感情を抱きやすくなります。
- 値下げしたのに「いいね」だけが増えて、購入されない
- 丁寧なコメントのやり取りをしたのに、結局購入されない
- 「いいね」の数ばかりが増えて、商品が埋もれていく
これらの経験を重ねると、「いいね」は単なる通知ではなく、「どうせ買わないんでしょ?」という不信感につながってしまうことがあります。
「いいねするなら買え」と思うのも、出品者として商品準備に費やした労力や時間があるからこそ生まれる本音です。
この感情を否定する必要はありません。
ただ、その感情に振り回されすぎないように、「いいね」はあくまで「興味のサイン」であり、購入とは別物と割り切って考えることが、ストレスを減らすための第一歩となります。
ストレスを減らす!メルカリ「いいね」との付き合い方
メルカリの「いいね」にまつわるモヤモヤを解消し、もっと快適にメルカリを利用するための方法をご紹介します。
「いいね」を気にしすぎないマインドセット
最も大切なのは、「いいね」の数を売上に直結するものと考えすぎないことです。
「いいね」はあくまで「この商品、ちょっと気になるな」という軽い意思表示であると割り切りましょう。
- 購入はタイミングと縁: どんなに良い商品でも、購入されるかどうかはタイミングや購入者との「縁」も大きいです。
- 「いいね」はヒント: むしろ「いいね」が多いということは、その商品に需要があることの現れだと捉えることもできます。
「いいね」を「売れるチャンス」に変える工夫
「いいね」を単なる通知とせず、購入に繋げるためのアクションを起こしましょう。
- 「いいね」してくれた人への値下げ通知: メルカリには「いいね」してくれたユーザーに限定して値下げ通知を送る機能があります。これは購入を促す有効な手段です。
- コメントでのアピール: 商品説明に「〇〇の値下げ交渉も承ります」「〇〇についてご質問があればお気軽にコメントください」などと追記し、コメントでのコミュニケーションを促すのも有効です。
- 再出品を検討: 「いいね」が沢山ついているのに売れない場合は、一度出品を取り消し、時間を置いて再出品するのも手です。写真を変えたり、説明文を修正したりして、新しい視点で商品を見てもらう機会を作りましょう。
価格設定の見直し
「いいね」が多いのに売れないのは、価格設定に問題がある可能性も否定できません。
- 相場を再確認: 同じ商品の売れ行きや価格帯を改めて確認し、適切な価格に設定し直しましょう。
- 段階的な値下げ: いきなり大きく値下げするのではなく、少しずつ価格を下げていくことで、購入意欲を高めることができます。
「いいね」の数に一喜一憂せず、効率的に商品を売るための戦略を立てることで、あなたのメルカリライフはもっと快適になるはずです。
まとめ:「いいね」は気にせず、売れるための工夫を!
メルカリの「いいね」に対して「気持ち悪い」「いいねするなら買え」と感じるのは、出品者としてごく自然な感情です。
商品準備に費やした労力があるからこそ、その期待が裏切られることにモヤモヤするのは当然のことと言えるでしょう。
しかし、その感情に振り回されてしまうと、メルカリでの出品自体がストレスになってしまいます。
「いいね」は、あくまでユーザーの「興味」の表れであり、購入への第一歩と捉えることが大切です。
そして、その「いいね」を「購入」へと繋げるために、以下の工夫をぜひ試してみてください。
