メルカリに出品した商品に「いいね!」が10個以上ついているのに、なぜか売れない…
そんな経験はありませんか。多くの「いいね!」は期待感を持たせますが、それが実際の購入に繋がらないと、「このまま出品し続けて意味があるのかな?」と悩んでしまいますよね。
この記事では、メルカリで「いいね!」が10個以上ついているのに売れない理由を深掘りし、さらに売れない商品に見切りをつけるタイミングについて詳しく解説します。
いいね!は多いのに売れない…よくある3つの原因

たくさんの「いいね!」は、商品自体に魅力がある証拠です。
それなのに購入されないのは、商品以外の部分に原因がある可能性が高いです。
- 価格設定が高すぎる
- 商品情報が不足している、または分かりにくい
- プロフィールや取引実績に不安がある
価格設定が高すぎる
これが最もよくある原因です。 多くのユーザーが「欲しい」と思っているものの、提示された価格では購入に踏み切れないでいる状況が考えられます。
メルカリでは、同じ商品が過去にいくらで売れたか(「売り切れ」で検索)を参考に、適正な相場価格を見極めることが重要です。
あなたの出品価格が相場よりも大幅に高い場合、購入を検討しているユーザーは「もう少し安くなるはず」「他の出品者からもっと安く買えるかも」と考えて、購入を躊躇している可能性があります。
また、単に値下げ待ちのために「いいね!」を押している人も少なくありません。
商品情報が不足している、または分かりにくい
購入者は実物を見たり触ったりできない分、写真や説明文から得られる情報が購入判断の決め手となります。
写真が少ない、または商品の状態が分かりにくいと、購入者は不安を感じてしまいます。
全体像だけでなく、傷や汚れがある場合はその部分のアップ、サイズがわかるように定規と一緒に写すなど、多角的な写真が必要です。
また、説明文が不十分な場合も購入に繋がりません。
素材、サイズ、使用頻度、購入時期、定価、商品の状態(傷や汚れの有無、使用感など)は具体的に記載しましょう。
特に、ネガティブな情報も正直に書くことで信頼性が高まります。
プロフィールや取引実績に不安がある
直接的な原因ではないかもしれませんが、購入者は安心して取引したいと思っています。
自己紹介文が未記入、または簡素すぎると、どんな人から購入するのか分からず不安を感じる人もいます。
丁寧な言葉遣いで、取引に対する真摯な姿勢を示す自己紹介文を設定しましょう。
また、過去の取引で悪い評価が多い場合、購入者は躊躇してしまいます。
もし悪い評価がある場合は、その後の取引で丁寧な対応を心がけ、良い評価を積み重ねていくことが重要です。
コメントへの返信が遅い、または不適切な対応も購入意欲を削いでしまう原因となるので注意が必要です。
いいね!は多いのに売れない商品、いつ見切りをつけるべき?

「いいね!」は単なる指標ではなく、購入意欲のあるユーザーを示す重要なサインです。
これを購入に繋げるための具体的なアプローチを試してみましょう。
- 出品から1ヶ月を目安に見直す
- 再出品や価格改定を検討する
- 値段交渉に応じる柔軟性を持つ
- 複数アカウントでの出品も検討
出品から1ヶ月を目安に見直す
出品から1ヶ月が経過しても売れない場合は、一度立ち止まって戦略を見直す良いタイミングです。
もちろん、商品の種類や季節によって売れるまでの期間は異なりますが、一般的に需要のある商品は比較的早く購入される傾向にあります。
「いいね!」が10個以上あるにもかかわらず1ヶ月売れないのであれば、価格設定や商品説明、または購入者へのアプローチ方法に改善の余地がある可能性が高いでしょう。
このタイミングで、後述する再出品や価格改定などの具体的な対策を検討し始めることをおすすめします。
再出品や価格改定を検討する
前述の原因を踏まえ、以下の具体的な対策を試してみましょう。
まず、価格の見直しは最も効果的な手段の一つです。
過去の相場を再確認し、少しずつ段階的に値下げを検討してみてください。
次に、商品の再編集も非常に重要です。写真を追加したり撮り直したりして魅力を最大限に引き出し、説明文には素材、サイズ、使用頻度、定価、商品の状態などを具体的に加筆修正しましょう。
また、商品名や説明文に検索されやすいキーワードを盛り込むことも忘れずに。
さらに、一度商品を削除して再出品することで、メルカリのタイムラインに新着商品として表示され、より多くのユーザーの目に触れる機会を増やせます。
「いいね!」はリセットされますが、新たな購入層にアプローチできるメリットは大きいです。
値段交渉に応じる柔軟性を持つ
コメントで値下げ交渉があった場合、すぐに断らず、可能な範囲で柔軟に対応する姿勢も大切です。
希望価格より少し安くなったとしても、商品が売れることで得られるスペースの解放や達成感は大きいものです。
特に「いいね!」が多くついている商品は、購入を迷っている段階のユーザーが多いため、少しの値下げが購入の決め手になることも少なくありません。
交渉の際には、お互いが納得できる価格を見つけられるよう、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
無理に値下げに応じる必要はありませんが、「これくらいなら譲歩できる」というラインを事前に決めておくとスムーズに対応できます。
複数アカウントでの出品も検討
これはあくまで最終手段となりますが、上記の方法を試してもどうしても売れない商品の場合、家族など別のアカウントでの出品も選択肢の一つとして検討できます。
これにより、異なるユーザー層にアプローチできる可能性や、新たな視点で商品の魅力を再構築できる機会が生まれるかもしれません。
ただし、メルカリの規約に違反しないよう、十分な注意が必要です。
安易な複数アカウント運用は規約違反となる可能性があるため、事前にメルカリの利用規約をよく確認し、慎重に判断するようにしてください。
売れない「いいね!」の活用術:購入に繋げるアプローチ
「いいね!」はついているものの売れない商品に、いつまで出品し続けるべきか迷うこともあるでしょう。
時間と労力も有限なので、思い切って見切りをつけることも重要です。
- 「いいね!」してくれた人限定セールや値下げ通知
- コメント機能で積極的に情報提供
- 定期的な商品の露出を増やす
「いいね!」してくれた人限定セールや値下げ通知
メルカリには、商品に「いいね!」を付けているユーザーに対して、出品者が個別に値下げ通知を送れる便利な機能があります。
この機能を活用しない手はありません。いきなり大幅な値下げをするのではなく、例えば5%ずつ、あるいは100円、200円といった具体的な金額で段階的に値下げ通知を送ってみましょう。
購入を迷っているユーザーにとって、この通知が「今が買い時だ!」と背中を押すきっかけになることはよくあります。
また、コメント欄で「いいね!してくださった方限定で、〇月〇日まで特別価格にいたします!」といった告知をするのも効果的です。
直接的な値引き交渉とは異なり、全体へのアピールとして購入意欲を高めます。
コメント機能で積極的に情報提供
「いいね!」はたくさんついているのに、質問コメントが全くない場合、購入者が疑問点があっても質問をためらっている可能性があります。
そんな時は、出品者自身がコメント機能を使って積極的に情報を補足しましょう。
例えば、「この商品は〇〇な素材でできており、これからの季節にぴったりです!」や「〇〇なシーンでの使用におすすめです!」など、商品の魅力や具体的な使い方を再アピールします。
さらに、「何かご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください!」と付け加えることで、購入者が質問しやすくなり、購入へのハードルが下がります。
丁寧な対応は信頼感にも繋がり、購入意欲を促進します。
定期的な商品の露出を増やす
メルカリのタイムラインは常に新しい商品が投稿され、あなたの出品は時間とともに埋もれてしまいがちです。
そのため、定期的に商品を露出させる工夫が必要です。
最も手軽な方法は、一度商品を削除して再出品することです。
これにより、商品がタイムラインの最上位に表示され、より多くの新しいユーザーの目に触れる機会が増えます。
ただし、「いいね!」の数はリセットされるので注意が必要です。
もし「いいね!」がたくさんついている商品であれば、再出品する際に「多数のいいね!をいただきありがとうございます。
「再出品いたしました!」といったメッセージを説明文に加えることで、その商品の人気や関心の高さをアピールできます。

まとめ
メルカリで「いいね!」が10個以上ついているのに商品が売れないのは、決して珍しいことではありません。
しかし、それは商品自体に魅力がないのではなく、価格設定、商品情報、そして購入者へのアプローチに改善の余地がある場合がほとんどです。
まずは、価格が相場に合っているか、写真は十分か、説明文は具体的かなど、基本的な点を見直しましょう。
次に、「いいね!」してくれた人への値下げ通知や、コメント機能での積極的な情報提供など、購入に繋がるアプローチを試してみてください。
出品から1ヶ月経っても売れない場合は、再出品や柔軟な値段交渉も検討し、どうしても売れなければ思い切って見切りをつける勇気も必要です。